Webサイトが表示されない時の原因と対処法
いつも表示されていたWebサイトが急に表示されなくなった経験は誰もがあるでしょう。一般的にWebサイトが表示されない原因として、「アクセス集中によるサーバーダウン」を連想する方が多いと思います。ただ、実はWebサイトが見られなくなる原因は様々です。今回は、Webサイトが表示されない原因を「Webサイトに関する設定」「ネットワーク」「サーバー」「システム」の4つにカテゴリに分けて、それぞれの原因の詳細と対処法を紹介します。
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目次
Webサイトに関する設定
まずはWebサイトそのもののファイルや設定の問題が起因する場合です。
403エラー
403エラーは、Webサイトに対するユーザーのリクエストは有効ですが、サーバーがそのリクエストを拒否している状態を表しています。リクエストの拒否の原因は、ユーザー(Webブラウザ)がそのWebサイトにアクセスする権限を所有していないことで起こる場合がほとんどです。他にも、Webサイトのトップページ名が「index.html」もしくは「index.php」になっていなかったり、サーバーの正しいディレクトリにWebサイトのコンテンツがアップロードできていないと、403エラーが表示されることがあります。
403エラーが表示されたら、まずはユーザーの権限を確認しましょう。
ネットワーク
アクセス通信などのネットワークが原因の場合です。
503エラーは、サーバーにアクセスが集中するなどして一時的にWebサーバーに大きな負荷がかかり、Webサーバーが利用できない状態を表しています。特にアクセス負荷に耐えるキャパシティーの少ない共用サーバーで起こりやすいエラーです。
一時的なアクセス集中であれば、アクセスが収まるまで待つことでWebサイトは復旧します。それ以外の解決策としては、Webサイトに掲載する画像や動画のファイルをCDNサーバーから配信することでサーバー転送量を削減したり、Webページのキャッシュを表示するように設定する方法があります。また、アクセス集中にも耐えられるサーバープランやWebサーバーに変更することでも503エラーを解決できます。
パケットロス
パケットロスとは、膨大なネットワークの通信量を処理しきれず、データを送受信している途中でパケットが消失してしまう現象です。パケットロスが起こると、再びデータ(パケット)のやり取りを始めるため、通信効率が低下します。パケットロスは、ネットワーク通信の集中の他に、ハードウェアやサーバーに問題がある可能性があります。ネットワークの帯域が不足していたり、パケットの着順が入れ替わっていると生じるエラーです。
サーバー
Webサイトを保管しているサーバーに問題がある場合です。
500エラー
500エラーは、サーバーのプログラムが何らかの理由で正常に動作していない状態を表しています。一般的なHTTPステータスコードではありますが、この情報だけではエラーの詳細な原因を特定することはできません。主に.htaccessの設定ファイルの記述や、プログラムの記述に誤りがあったり、ファイルにアクセスする権限の設定のミスが原因です。
それぞれの設定ミスを修正する際は、元に戻せるように必ずバックアップをとりましょう。
リダイレクトエラー
リダイレクトエラーは、301リダイレクトまたは302リダイレクトのリダイレクト先に指定されているURLのSSL証明書がドメインと一致しないことや、WordPressを使用している場合は、WordPressで設定しているURLと、実際に表示しようとするページが違うことが原因としてあげられます。
例えば、http://で初期設定をした後に、SSL化をしてhttps://通信を使うように変更し、https://を使うように転送設定をした場合、初期設定をしたURL・ホームURLを変更しないとリダイレクトエラーが起こります。Webサイトの引っ越し(URLの変更)やSSL化を行った後は、それぞれのURLの設定を確認しましょう。
CPUの過負荷
アクセスの集中などによってサーバのCPU使用率が100%近くなってしまうと、重要なプロセスを勝手に停止してWebサイトがダウンしてしまう原因があります。
システム
主にCMSでのエラーが原因となっている場合です。
CMSのエラー
WordPressのようなCMSでWebサイトを構築している場合、CMSに問題が生じることで、Webサイトがエラーによって表示されなくなる可能性があります。CMSに問題があると感じたら、CMSの担当会社に連絡を取りましょう。
まとめ
Webサイトが突然表示されなくなったら、まずは何が原因かを特定し、適切な対処をしましょう。
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この記事の著者
ITRA株式会社
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