Webサイト向けの文字エンコーディングの世界シェア
Webテクノロジーに関する調査を行っている「W3Techs」が、2019年12月のWebサイト向け文字エンコーディングのシェアを発表しました。
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目次
圧倒的なシェアを誇る「UTF-8」
2020年1月現在、Webサイト向け文字エンコーディングの世界のシェアランキングの1位は「UTF-8」でした。「UTF-8」はUnicodeの1つで、他の文字エンコーディングよりも圧倒的なシェアを獲得しています。
94.4%を占める「UTF-8」に次ぐ他の文字エンコーディングは、「ISO-8859-1」2.70%、「Windows-1251」0.90%、「Windows-1252」0.5%といずれも低く、トップの「UTF-8」が他の文字エンコーディングと大きな差をつけています。
文字エンコーディング | シェア | |
---|---|---|
1位 | UTF-8 | 94.40% |
2位 | ISO-8859-1 | 2.70% |
3位 | Windows-1251 | 0.90% |
4位 | Windows-1252 | 0.50% |
5位 | Shift-JIS | 0.30% |
6位 | GB2312 | 0.20% |
7位 | EUC-KR | 0.20% |
8位 | EUC-JP | 0.10% |
9位 | ISO-8859-2 | 0.10% |
10位 | Windows-1250 | 0.10% |
また、日本語で使われる5位の「Shift-JIS」や8位の「EUC-JP」はそれぞれ0.3%、0.2%のシェアとなっており、あまり変化は見られません。
上記の他の文字エンコーディングも、シェアはいずれもほとんど0.1%以下となっており、「UTF-8」の一強状態が続いています。
「UTF-8」を使用している主なWebサイト
「UTF-8」を使用している主なメディアは以下の通りです。
世界的にも多くのアクセスを獲得しているこれらのメディアもUTF-8を使用しています。UTF-8は世界各国語用の文字エンコーディングであるので、幅広く世界で使用されていることがわかります。
また、最近では、Webサイト上でアンケート調査ができるサービスを提供している「SurveyMonkey」や、中国版のLINEである「Wechat」などを要するIT企業のTencent(腾讯)、韓国の大手ECサイトのGmarketも、UTF-8を使用し始めました。
「UTF-8」の今後のシェア
Webテクノロジーに関する調査を行うW3Techsは毎月Webサイト向け文字エンコーディングのシェアを発表しています。
1年前の2018年12月は、「UTF-8」のシェアは92.7%でしたが、1年間継続してシェアは上昇を続けて、12月24日現在では94.5%となっています。
上記のように、「UTF-8」の使用を始めるWebサイトも増えており、今後も「UTF-8」のシェアは伸び続けることが予想されます。
まとめ
今回は、世界のWebサイト向けの文字エンコーディングのシェアを紹介しました。文字エンコーディングのシェアを始めとして、Webサイト関連のシェアの動向は日々変化しています。最新の情報を手に入れて、時流に合ったWebサイト制作を目指しましょう。
また、WebMediaでは、今回のようなWebサイト制作の今がわかる情報だけでなく、Webサイト制作に役立つ情報も数多く発信しています。ぜひ合わせて見てみてください。
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この記事の著者
ITRA株式会社
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