PowerCMSとは?導入検討中の人が知っておくべき特徴
CMSの導入を検討していた時に、PowerCMSの名前が挙がったことはありませんか?低価格にもかかわらず便利な機能が満載なCMSで、日本のCMS市場で大きなシェアを誇っています。今回の記事では、PowerCMSの導入を考えている方向けに、PowerCMSについてご紹介いたします。
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目次
PowerCMSとは
現在は用途に合わせて選択できるほどの様々なCMSがありますが、昔はCMSの種類が今ほど豊富ではなく、限りがありました。そんな中、多くの人に使われていたのがMovable TypeというCMSです。当時は画期的だったCMSでしたが、決してMovable Typeは使いやすいとは言い切れない性能で、不満を抱くユーザーがいたことが事実としてあります。
そこで、ユーザーの不満を解消するために作られたのが、各種の便利な機能を取り入れたプラグインとして制作されたのがPowerCMSで、その後そのプラグインが独立し、多くのユーザーに親しまれるCMSとなりました。 Movable Typeの上位互換がPowerCMSというわけではなく、現在はそれぞれが独自の性能を持ち、アップグレードされ続けています。
PowerCMSの特徴
高いセキュリティ
強固なセキュリティがPowerCMSの特徴の1つです。 どのような方法でWebサイトを構築しているかをWebページのソースコードを見ただけでは確認できないように、プログラムの置き場所とコンテンツの出力先のURLを別々に設定できるので、サーバー攻撃を受けにくくなっています。PowerCMSは、他の低価格CMSと比べるとセキュリティの面では頭一つ抜けているCMSです。
静的ページ出力が可能
PowerCMSは、静的ページ出力ができる数少ないCMSの1つです。 昔は静的ページが主流でしたが、現在はユーザーのリクエストに応じた柔軟なページ表示ができる動的ページが増えてきました。
しかし、最近では静的ページが再び注目されています。早い表示速度、情報漏洩のリスク回避、サーバーの管理コストの削減、アクセス集中によるサーバーダウンの防止を、データベースを介さないページの表示方法という特徴によって実現していることが、再注目されている理由です。もちろん動的ページも作成できるので、状況に合わせたページ作りができることはPowerCMSの大きな強みです。
安価なCMS
繰り返しになりますが、静的ページ出力のCMSは種類が少ないです。そのため、静的ページ出力の機能を持ったCMSは価格が高くなりやすい傾向にありますが、PowerCMSは比較的安価という特徴があります。それに加えて、使用用途に合わせて4つのコースから選択でき、必要であればオプションを追加することもできるので、リーズナブルな値段で自社に合わせたカスタマイズが可能です。
高いカスタマイズ性
PowerCMSは、中規模~大規模なWebサイトを制作するのに向いています。 Webサイトの規模が大きいほど各種管理者が増えますが、PowerCMSはシステムの管理権限は各ユーザーの情報の編集画面で、Webサイト・ブログの管理権限はロール(役割)として簡単に権限を付与できます。
また、データの一括インポートやWebサイトの細かな修正の内製化が可能なので、CMS導入後もコストの増加を抑えられたり、テスト環境と公開環境に分けての運用、公開承認の設定など、チーム間で連携しやすくなる機能が充実していて、まさに痒い所に手が届くCMSに仕上がっています。
参考資料の少なさ
PowerCMSは、MT(Movable Type)タグという独特のタグを使用します。 昔は今に比べてWebサイト構築の選択肢が少なかったため、画期的な記述方法としてよく使われたMTタグですが、PHPなどの新たなが言語が出現し、より扱いやすい記述方法を選択できる今では、MTを使用したサイト構築は減少傾向にあります。
そのため、サイト構築で行き詰った際、インターネット上で参考資料になりそうなWebサイトを探してもなかなか見つからないという問題が起こりがちです。 その代わり、アルファサード社のサポートが豊富なので、多少時間がかかる可能性はありますが、完全に手が進まなくなるということだけは避けられそうですね。
導入の難しさ
PowerCMSの最大の欠点は、導入の難しさにあります。 ファイルをアップロードして、接続するデータベースさえ用意すれば良いWordPressに比べて、サーバーにコマンドを入力して細かい設定を行う必要があるPowerCMSは、インストールの難易度が高く、手間もかかります。 サーバーに関する知識を持ったプログラマーや業者でないと導入が難しいというところが、Power CMSの問題点の一つです。
まとめ
PowerCMSの概要についてご理解いただけたでしょうか? ユーザーの不満を解消する目的で誕生したCMSなだけあって、ユーザーの「あったらいいな」を実現しているところが人気の理由なのでしょう。
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この記事の著者
ITRA株式会社
官公庁や大手企業を中心とした大規模なWebサイトを総合的にプロデュースするWeb制作会社。デザインからシステム、サーバーまでWebサイトに関わるお客様の悩みを解決します。