Webサイト制作の基礎!コーポレートサイトをリニューアルする注意点とは
インターネットが発達した現代において、企業がコーポレートサイトを持つことは珍しくありません。とはいえ、ただ情報公開をすれば良いというわけではなく、時代やデバイスに応じたリニューアルも必要です。
今回はコーポレートサイトのリニューアルが必要になる状況をはじめ、リニューアルにかかる費用や手順、注意点など役立つ情報について紹介していきます。
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目次
- コーポレートサイトを運営する目的
- サイトリニューアルが必要な状況とは?
- リニューアルするメリットを紹介!
- リニューアルにかかる費用の目安
- リニューアルの一般的な手順
- リニューアルにあたっての注意点
- リニューアルを成功させるためのポイント
- まとめ
コーポレートサイトを運営する目的
コーポレートサイトとは
現代ではインターネットの普及により、一般の消費者も気軽に企業のさまざまな情報を知ることができる時代になりました。そこで多くの企業が運営し始めたのが、「コーポレートサイト」です。コーポレートサイトとは「企業が作成するWebサイト」という意味であり、企業が自主的かつ公式に運営するものです。
信用度や認知度を高める
公式なサイトを公開することで、事業内容や企業理念などをわかりやすく消費者に紹介し、信用度や認知度を高める効果があります。企業にとって、順調な経営を続けていくために社会や取引相手からの信用を得ることは欠かせません。
インターネットという消費者の身近な媒体を通じて情報発信することで、より多くの人に企業を知ってもらい、ビジネスチャンスの拡大に役立てているというわけです。
ユーザーのサポート体制を強化する
コーポレートサイトには、ユーザーをサポートしやすい環境を整えるという目的もあります。
ひと昔前までは、ユーザーがその企業や取扱商品などについて知りたいことがあった場合、直接電話をかけて問い合わせるのが一般的でした。確実な方法ではありますが、ユーザーにとってはわざわざ電話をかける手間がかかり、企業側にとっても電話対応で人手や時間を割かなければならないというデメリットがあります。
この点、よくある質問や問い合わせフォームなど、ユーザーのサポート体制が充実したコーポレートサイトがあるとどうなるでしょうか。ユーザーは問い合わせをする前にまずWebサイトを確認し、知りたいことの答えを探せます。
さらに、よくある質問や問い合わせフォームによって疑問が解決すれば、ユーザーも企業もお互いに時間やコストを節約できるでしょう。ユーザーへのサポートが充実した良い企業だと、社会的なイメージを向上させる効果も期待できます。
インターネットを活用した効果を生む
インターネットの普及前にはできなかったことができるようになりました。コーポレートサイトは、ユーザーと企業をより近い距離にして新しい効果を生み出します。
パソコンをはじめ、スマートフォンやタブレットなどさまざまなデバイスでインターネットにつながれる現代だからこそ、このような目的でコーポレートサイトが重宝されているのです。
サイトリニューアルが必要な状況とは?
上記のような目的のためにコーポレートサイトを作るだけでなく、常に最適なコーポレートサイトの構築を目指してリニューアルを重ねることも忘れてはいけません。
古い情報のまま放置されているコーポレートサイトではあまり意味がないばかりか、「正しい情報発信をしていない」など悪い印象を持たれてしまう恐れもあります。 一度完成させた後も定期的に内容を見直し、必要に応じてリニューアルをすることが大切です。
コーポレートサイトのリニューアルは、社会や消費者からの信用を得つつ、ユーザーをしっかりとサポートするために必要なものです。
とはいえ、どんなタイミングでリニューアルを行えば良いのかわかりにくいと感じる人も多いでしょう。
サイトに記載している内容が変更したときは言うまでもありませんが、それ以外にも3つほどリニューアルに踏み切るタイミングがあります。
①サイトが古くなった
1つ目は、「サイトの立ち上げから数年経過したとき」です。インターネットやITの世界は日々進歩を続けているため、数年以上同じサイトを使用していると時代遅れになることもあります。 デザインや機能が古くなり、見る側だけでなく運営側も使いにくさを感じてしまうケースがあるのです。これでは本来の目的を果たせない可能性もあるため、できるだけ早くリニューアルするようにしましょう。
②コンテンツ量が増えた
2つ目は、「コンテンツ構成が複雑になったとき」です。良かれと思い、サイトにさまざまな情報を詰め込んでも、構成が複雑になり見にくくなってしまっては意味がありません。 実際に見る人が快適に内容を理解できなければ、コーポレートサイトの目的は果たせないでしょう。内容をわかりやすく伝えるためにも、リニューアルしてコンテンツ構成を考え直す必要があります。
③ユーザーがサイトに訪れなくなった
3つ目のタイミングは、「アクセス数が伸び悩んだとき」です。コーポレートサイトを活用して社会の信用を得るためには、より多くの人やユーザーにサイトを見てもらわなければなりません。 アクセス数が伸びず、コンバージョンが頭打ち状態になっているときも、早めにリニューアルしてアクセス数アップを目指しましょう。
リニューアルするメリットを紹介!
コーポレートサイトのリニューアルにより得られるメリットは、主に3つあります。
①デザインの改良でイメージアップができる
1つ目は、機能性をアップさせ、デザインを一新できるという点。サイトを最新のデザインなどにリニューアルすることで、先進的な企業というイメージを与えることができます。企業にとって、印象や価値を左右するブランディングは非常に重要な要素であり、効果的な影響を与えるためにもリニューアルは避けて通れないものだと言えるでしょう。
ただし、WebサイトはチラシやCMなどと違い、表現するうえで技術的な制限がかかる場合もあります。ドッグイヤーによりあっという間にトレンドが変わるケースもあるため、リニューアル時にはトレンドの把握も注意深く行うことが大切です。
②SEO対策になる
2つ目のメリットとして、SEO施策を見直せるという点も挙げられます。リニューアルそのものがSEOに効果的というよりも、リニューアルを機にWebサイトのSEO施策を総合的に見直せるという意味です。最新のマークアップを採用したり内部リンクの構造を見直したりする大がかりな作業は、マイナー修繕で対応するのは難しいでしょう。
サイトを全体的にリニューアルするタイミングなら、これらの作業も根本から見直せます。効果的なSEO施策が完成すれば追加コンテンツの満足度も高まり、サイト全体の評価もさらにアップするでしょう。
③Webサイトが見やすくなる
3つ目は、リニューアルによりコンテンツを整理整頓し、1つ1つのコンテンツをより活かせるという点です。複雑化し見にくくなったサイトを再構成し、見る人がわかりやすい状態に整えることができます。これにより、消費者やユーザーからも高い評価を得られ、企業としての信頼性がさらに高まるでしょう。
リニューアルにかかる費用の目安
実際にコーポレートサイトのリニューアルを行う場合、いくら費用がかかるのかは気になるポイントでしょう。Webサイト制作作業そのものが日々複雑化しているため、制作やリニューアルにかかる予算は年々増加傾向にあります。 具体的な費用はリニューアルの規模やサイトの内容などによっても異なるので一概には言えないというのが正直なところです。
企業でのリニューアルにかかるコストの目安
具体的な費用は制作するWebサイトによって異なりますが、ある程度の費用がかかる基準は存在します。
例えば、Webサイトのページ数やデザインのテンプレート数、CMSを入れるかどうかや特殊なシステムの構築をするかどうか挙げられます。
ある程度の費用が必要なのは企業にとって頭の痛い問題ですが、リニューアルによって得られるメリットはコストを補って余りあるものです。Webサイトの運用体制が効率化することで、品質向上や運用コストの削減も可能になります。
制作会社へ依頼してコストを抑える
Webに知識や経験が少ない場合は、コンサルティングや活用サポートなどさまざまな手助けを受けられるケースもあるので、お気軽に制作会社にお声がけしてみてください。
制作会社によってシステムにだけ強かったり、逆にデザインだけに強いなど、企業によってムラがある場合がほとんどです。できるだけシステムもデザインもできる会社にお願いをした方がワンストップで対応してくれるので、価格は比較的安く納まりますし、なによりどこだか知らない第三者企業を使われることはないので安心です。
リニューアルの一般的な手順
リニューアルを行う場合、まずは目的とサイトの完成イメージを明確化することが大切です。リニューアル後に目指すゴールについても考え、コンセプトを策定しましょう。
次に、費用がどれくらいかかるかも想定します。いかにメリットの多いリニューアルとはいえ、あまりにコストがかさんでは費用対効果が期待できない可能性もあるので注意が必要です
構成の作成フェーズではまず、サーバーやシステム、コンテンツ構成の見直しなどを進め、具体的なサイトマップを作成します。企業の担当者だけで行うのは難しいので、制作業者と協力しながらリニューアルのプランニングを進めましょう。
同時に、UIの改善や複数デバイスへの対応など、ワイヤーフレームの制作も制作業者と共に行っていきます。ワイヤーフレームが固まったら、それをもとに制作業者のデザイナーが細かい部分のデザインを提案するので、提案がリニューアルコンセプトにマッチしているか確認しましょう。
最終的には、制作業者がデザインをもとにコーディングを進め、Webページを起こしてシステムを構築していきます。
リニューアルにあたっての注意点
リニューアルにあたり、イメージの刷新を図ってサイトのドメインを変更することもあるでしょう。この場合、さまざまなリスクがともなうことを理解しておかなければなりません。
ドメインを変更・修正する
新しいドメインでサイトを構築した場合、以前のサイトを削除してしまうと、検索結果経由で旧ドメインのページにアクセスしたユーザーにはエラーが出てしまいます。
ドメインを変更する際は、新しいドメインのページに旧ページのSEO効果が引き継がれるように処理しておきましょう。具体的には、旧ドメインのページから新ドメインの該当ページに、「301リダイレクト」という処理が行われるようにします。
また、社内で使用しているメール設定をはじめ、パンフレットや名刺などサイトのURLやメールアドレスが記載されているすべての資料および媒体などについて、ドメインを修正しなければなりません。
権利の所在を確認する
また、リニューアルを従来とは別の制作業者に依頼する場合、サイトの画像や文章などの権利が誰にあるのかも確認しておきましょう。リニューアル後に権利関係でトラブルになるのを防ぐためにも、事前に契約内容を見直し、できるだけ自社に権利を保有しておくと安心です。
リニューアルを成功させるためのポイント
リニューアルするとなると、少しでも早く新しいサイトを公開したいと思いがちです。
しかし、良いものを作り上げるためには焦りは禁物です。納期を急がず、プランニングには十分な時間をかけ、制作業者とも密にコミュニケーションを取りながらより良い状態で完成させるようにしましょう。
既存のコンテンツやドメインを使用する
すべてをゼロから作り直すのではなく、人気のある既存コンテンツは残すなどして、うまく新しいサイトに使いまわすことも大切です。これにより、リニューアル作業の効率化や旧ホームページからのリダイレクトを行えるようになります。
ドメインについては、よほどの事情がない限りは既存のままにしておいたほうが良いでしょう。変更した際のリスクが非常に多いため、変更するメリットはあまりありません。
ユーザビリティや認知度の向上を狙う
ユーザーのことも考え、サイトの構造は複雑化せずにできるだけ見やすく使いやすい状態に仕上げると評価が高まりやすいでしょう。
ほかにも、認知度を高めるためにプレスリリースを配信し、SNSでリニューアルしたことを拡散するのも効果的です。
まとめ
コーポレートサイトは、企業にとってビジネスチャンスを拡大する重要なツールでもあります。運営する目的を正しく理解するとともに、リニューアルする際の注意点もしっかり把握しておくことが大切です。
自社の希望をうまく叶えてくれる制作業者を見極め、リニューアルを成功させてコーポレートサイトを盛り上げていきましょう。
ビジネスチャンスを作り出すのはコーポレートサイトだけではありません。自社のWebサイトを活用すれば、驚くべき効果も期待できるでしょう。
ITRAでは、様々なご要望にお応えしてWebサイトの制作やリニューアルを行ってきました。お客様の期待に沿ったWebサイト制作で、新しいチャンスを創出します。お気軽にお問い合わせください。
この記事の著者
ITRA株式会社
官公庁や大手企業を中心とした大規模なWebサイトを総合的にプロデュースするWeb制作会社。デザインからシステム、サーバーまでWebサイトに関わるお客様の悩みを解決します。