2020年5月4日のGoogleのコアアルゴリズムアップデートとSEO対策
2020年5月4日、「コアアルゴリズムアップデート」の実施をGoogleが発表しました。それに伴い、多くのWebサイトの検索順位が変動しています。今回は、このコアアルゴリズムアップデートの概要と、今後のSEO対策について紹介します。
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目次
Google コアアルゴリズムアップデート
Googleが実施したコアアルゴリズムアップデートとは、Googleの検索エンジンのアルゴリズム、つまり検索順位に関わるWebサイトの評価基準の更新を指します。
様々なWebサイトの検索順位の変動は、このWebサイトの評価基準の変更によるものです。 ユーザーの検索意図に適したWebサイトを検索結果に表示できるように、Googleは年に数回、このような規模の大きいコアアルゴリズムアップデートを実施します。
ちなみに、2020年1月14日に同様のコアアルゴリズムアップデートが行われているため、今回で今年に入って2回目となります。
コアアップデートによる変更点
今回のコアアルゴリズムアップデートは特に、YMYL(Your Money or Your Life)と呼ばれる、金融や医療、法律等に関するWebサイトの検索順位に影響を与えています。
YMYLに関係するWebサイトが再評価されたことから、このアップデートでE-A-Tに大きな変更が生じたと考えられています。
E-A-Tとは
E-A-TとはGoogleが検索品質評価ガイドラインの中で使用している用語の1つです。
- 専門性(Expertise)
- 権威性(Authoritativeness)
- 信頼性(Trustworthiness)
の頭文字を取っています。
E-A-Tを高める方法
専門性(Expertise)
専門性とは、Webサイトのコンテンツが何らかの専門性を持っているかどうかという観点です。例えば、同じWebサイトで「Webに関するコンテンツ」と「医療に関するコンテンツ」の両方を扱うより、どちらか片方に絞って発信する方が、Googleに専門性が高いと評価されます。
専門性を高めるには、Webサイトのコンテンツを特定のジャンルに特化させた上で、そのコンテンツの量と質を高めることも必要です。そして、コンテンツの質を確保するためには次に紹介する権威性と信頼性も重要となります。
権威性(Authoritativeness)
権威性とは、Webサイトのコンテンツを「誰が発信しているか」という観点です。例えば、医療の情報であれば医者、法律の情報であれば弁護士が発信しているWebサイトが、権威性があるとしてGoogleに高く評価されます。
権威性はコンテンツの内容で高めることはできません。権威性を高めるためには、そのコンテンツの発信者名や会社名を開示したり、既に権威性のあるWebサイトから被リンクとして紹介されることも必要です。
信頼性(Trustworthiness)
信頼性とは、WebサイトやWebサイトのコンテンツ・情報、Webサイトの運営者が信用できるものかどうかという観点です。例えば、お店のレビューは実際にそのお店に行ったことがある人のものが、信頼性が高いとGoogleに評価されます。また、発信者が実在する人物かどうかも、信頼性を評価する判断材料となります。
権威性と同様に、コンテンツの発信元、また公開日や責任者など、詳細な情報をユーザーに開示することで信頼性を高めることができます。他にも、専門性の高いWebサイトからの情報の引用も効果があるため、自社が扱っているコンテンツに関して高い専門性をもつWebサイトを、調査することも重要です。
まとめ
今回のような大規模なコアアルゴリズムアップデートは、今後も定期的に行われるでしょう。Webサイトを運営する上では、アップデートによる変更点や、それに伴う影響をその都度理解することが重要です。適切な対策を取り、検索結果での上位表示を狙いましょう!
この記事の著者
ITRA株式会社
官公庁や大手企業を中心とした大規模なWebサイトを総合的にプロデュースするWeb制作会社。デザインからシステム、サーバーまでWebサイトに関わるお客様の悩みを解決します。